桂を敵陣3段目に打つ手は筋悪と言われるが、ソフトは結構指す。
特に1段目の守備駒に当てる手はしばしば寄せの好手となる。
理由
・1段目の駒(特に銀)は行動範囲が狭く、桂に対してかわせないことが多い
・1段目の駒には桂香歩でヒモをつけられないため、受けに制約がある
・桂をもらっても守備に再利用しづらい
・成桂ができると攻めが厚くなる
下図は穴熊が31金と埋めたところ。
次の一手はひと目で。
33桂が穴熊崩しの必修手筋。21地点に直接利くため、非常に受けにくい。
どうしてこんなきれいな手筋があるのに「3段目の桂は筋悪」などという考え方があるのだろう?最近自分はむしろ「3段目の桂は筋がいい」と考えるようになっている。
次の記事以降、3段目の桂をどんどん載せていきます。