73地点で桂を取ったところ。歩切れで攻めの継続に悩む。
14の香に着目して11角成、32銀、26桂が見えるが、これは形になずんだ手で、87歩成と開き直られると34桂も14桂も大して厳しくない。
33桂!が面白い。2枚角の間に打つのが感覚的に相当やりづらいが、32金、21桂成と進んで手順に桂得+成桂。続いて16歩、同歩、87歩成に31成桂!(図2)が厳しい。
26桂~14桂の順と比べ、桂が一手早く成れている分得なことがよく分かる。
仮に22金、同角成と進むと詰めろ銀取りになって受けが利かない。
図2以下、77と、32成桂、同銀、83歩、62飛、33金、51玉に77角(図3)と手を戻し勝勢。
Case 4と同様、21桂にぶつけて打つ筋で、意外と使える。