後手の立場で。
56桂の王手に58玉とかわした局面。
持駒が角桂ばかりで攻め筋が見えづらい。
48角は誰でも見えるが、47金右の次が難しい。46桂では67玉で全然ダメ。
37桂!(図2)が浮かばない手。
89飛には49角、69玉、57角成、同銀、67角成(図3)で寄り。以下88飛は68歩。戻って89飛に代えて28飛は39角成。
図2の角桂の形はCase 1でも出てきた。
角と桂で29・39・49・59地点を埋め尽くし、角が桂にヒモをつけている。
44角+33桂の形を平行移動した形とみなせば、角桂協力形のひとつであることが納得できる。自分の中でそうやって理屈づけられれば、今後37桂が浮かびやすくなるはずだ。
サンプルデータからセオリーを抽出し、言語化・普遍化する。これがまさに自分のやりたいことである。