Case 1

後手敗勢。53金寄は43桂で簡単に寄り。粘りようがなさそうだが。

図1

22飛!と埋め、馬の消去を目指す。
45馬などと逃げれば52金と取れるのが飛車の意味。飛車を2段目にぶつけて埋めるのは割と頻出する。
先手は15桂とつなぐが、桂を使わせてから53金寄(図2)で催促。43桂が消えている。

以下22馬、同角、51飛、同飛、同銀生(図3)。先手は着実に一枚ずつはがす方針でゴールに向かう。

図3

後手の粘りは最終的には報われなかったが、自陣飛車の受けは参考になる。

なお図3の後、32金、23桂成、同金、42銀打、32玉、53銀成、24金、41飛と進んだ局面がこちら

22飛
・攻め駒に当てて先手を取る
・玉周辺の利きを増やす(12、32、52)

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