速度推移表1

私のソフトとの棋譜を用い、速度推移表を作成してみましょう。

将棋の内容は次の記事で詳しく述べるとして、ここでは手順と最終的な表を最初に紹介します。

図1

先手:自分(時間無制限、待ったあり)
後手:技巧(一手5秒)
図1より
15歩、77飛成、63香、76竜、62香成、同玉、
42金、同金、同馬、64銀、65歩、16歩、
同香、17歩、同桂、65竜、82歩成、63玉、
43馬、54銀、21馬、44桂、47金、36桂、
同金、44桂、37歩、36桂、同歩、68竜、
71飛、73歩、85金、37金、同玉、19角、
28銀、65銀直、19銀、57竜、47金、66竜、
61飛成 以下先手勝ち

手順 後手玉 先手玉 備考
1-6 5→4→3 5→4 先手寄せ合い志向。後手駒を溜めて追跡
7-11 3→2 4→3 先手2手スキに進行。後手金を入手し3手スキで追跡
12-15 2 3→2→3 後手追っかけ2手スキによる利かし
16-18 2→3 3→2 65竜が攻防で瞬間的に速度が逆転
19-21 3→2 2 先手駒補充しつつ駒を使わせ、2手スキに進行
22-30 2 2→1→2 後手詰めろが続かず2手スキで待機。ここで先手が速度で追い抜く
31-33 2→1 2 先手詰めろに進行
34-38 1→2 2→
3(駒2)
後手非常手段。後手玉も2手スキに延びたが、先手玉も3手スキに後退
39-43 2→1 3(駒2)
→3
後手玉は2手スキから延びない。先手は自玉を3手スキ以上にして勝ちが確定

表のイメージを掴んでもらえたと思います。
というより、既に皆さんの頭の中にあったものだったのではないでしょうか?

次の記事では、表の作成過程や表の読み方を解説します。

つづく