今やっているのは、若島正さん作「地獄変」。煙の難解作との触れ込みである。
盤上のファンタジア 99番「地獄変」
長編は作る人も少ないが、解く人も少ない印象だ。恐らく、手数の長さや難解だという触れ込みを先に聞いてしまうことで必要以上に尻込みしてしまっているのだと思う。
無双・図巧、ミクロコスモスであろうと詰将棋であることには変わりなく、結局は王手と王手を受ける手だけで構成されるパズルである。怖がらずチャレンジするのを多くの人に勧めたい。といいつつ、「ゆめまぼろし百番」に尻込みしている自分もいるのだが・・・。
このブログで詰将棋の解図記録を綴ってみようと思う。その第一弾が「地獄変」だ。長編に取り組んだことがない方に、「長編だからといって何の特別なことはなく、短編と同じように解いているだけ」ということを伝えたい。
なお、この原稿を書いている時点では70手目付近を読んでいるところで、まだ解けていない。もし解けなかった場合はこの記録は未完となることを事前にお含み置き願いたい。