図巧8番 5

4日目(12月10日)

昨日の82金合の周辺をもう少し探る。

再掲図5(8手目44合は歩と仮定)

一昨日はここから43角、41玉、52角成、同玉(図6)、92飛成、82金合を読んだ。

再掲図6

図6の周辺を読む。
・41角、61玉、91飛成、81歩合はダメ
・53金、61玉、91飛成、81歩合、62歩、71玉、72歩、同玉、94角、83桂合、92竜、82金合・・・ダメ。
・92飛成、82金合、同竜、同竜、53金、61玉、83角(図9)は71玉でダメ

図9(71玉で詰まない)

紛れをいろいろ読んでいるうち、91飛成としてから92竜として8筋に駒を打たせる手があることに気付く。そうすると、図9で玉方81歩を発生させることができれば詰むのでは?

つまり、図9に至るまでに91飛成、81歩の交換が入り、かつその後に92竜、82金合とできれば82同竜~53金以下詰むのではないか。

再掲図5

それを実現するには、図5から43角、41玉、91飛成、81歩、52角成、同玉、92竜、82金合という手順になる。

しかしこれには問題があった。43角に42玉とされると91飛成を利かせられないのだ。

42玉に対して33とのような別ルートで詰めばよいのだが、53玉、52角成、54玉は捕まる気がしない。

以上を踏まえると、91飛成を利かすことを優先するために、図5から43角に代えて43金と打つ手が浮上してきた。43金、41玉のときに91飛成と52金を選択できるようにする狙いである。

今日はここまで。明日はこの43金の変化を掘り下げてみたい。

つづく

ブログトップに戻る

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です