問題図を再掲する。
煙を本格的に解くのは図巧99番以来、2作目だ。
「伏龍」はどこかで答えを先に見てしまった。添川公司さんの作品に挑戦して挫折したこともあった。他に煙というと駒場和男さんや七条兼三さんあたりが思いつくが、この辺りの作品に出会ったのは30年以上前で、当時は中長編を解く力がなかった。今なら「嫦娥」とかも解けるかも知れない。「父帰る」にも挑戦したい。なお詰パラを最近読んでないのでここ数年の作品には疎い。
さて、ここから手順に入っていこう。
1日目(11月29日)
序は小駒の駒繰りが複雑である。初手77と上に対し、同香成と96玉は両方簡単でない。しばらくして同香成には64馬~97馬で詰むことが分かり、2手目は96玉と決定。
問題図から77と上、96玉、85銀、同玉(95玉は96香以下)と4手進んで図2。
76と右上(67→76)を考える。
95玉は86と上以下詰み。
84玉は75と右~94香~85と上、83玉、84と右~93香でバラして詰む。
よって76同香、同と寄、84玉(図3)と進むが、この局面が詰まない。
図2に戻って考える。75とは96玉でダメ。76と右上、同香、86と!も考えるが84玉で届かない。
初日はここまで。考慮時間40分。