7日目(12月13日)Part 2
4手目33同桂のあと、52銀、同馬、32桂成、44合(歩に仮置き)、同金、同角、同と、32玉と進んだ局面(図5)。図巧8番 5の記事で取り上げた。
ここから43角、41玉には91飛成、81歩を利かせられるので詰みそう、とその記事で述べた。ここで正確に読み切ろうと思う。
91飛成以下、飛角香が売り切れなので打てる合駒は金銀桂歩。
(1)51合は52角成~53金~33と(44合によらない)
(2)61合は52角成~53金~52歩を防ぐ61桂合。61桂合、52角成、同玉のあと
(a)44歩合なら53歩、62玉(同桂は41角~53金)、63歩、同成香、52歩成~43角
(b)44桂合なら41角、62玉、54桂~92竜
(3)81合で
(a)金合は52角成~53金~81竜
(b)銀合は52角成~53金、61玉、94角!で72合は81竜。71玉は72歩~81竜。
(c)桂歩合は52角成~92竜、82金(他合は53金~81竜)、同竜、同竜、53金、51玉、52歩、同竜(61玉は83角)、同金、同玉、53金、61玉、83角
(81合の変化も44合によらない)
以上で図5からの43角に41玉が詰んで、42玉限定になった。
次に8手目44桂合を片付ける。
図5で持駒が角金桂歩と想定。
43角、42玉、34桂と進み、41玉or51玉、91飛成で上記に近い変化となる。
(ア)41玉、91飛成で
(1)51合は上述の変化同様
(2)61桂合は52角成、同玉、42桂成、62玉、63歩、同成香、52成桂
(3)81合は上述の変化同様
(イ)51玉、91飛成で、61合も81合も(ア)同様
8手目が44歩合に決定した。
詰んでいない変化は以下だけだ。
43歩、同玉、33金、同桂、52銀、同馬、
32桂成、44歩、同金、同角、同と、32玉、
43角、42玉、52角成、同玉、92飛成、82金(図20)
明日やることは以下。
・図20の不詰確認
・5~17手目の変化の再確認
少しずつ読みの量を蓄積する。いつかは問題が要求する読みの量に到達する。そのとき問題は自然と解けている。そんな体験を何度もしてきたし、今回もそうなるはずだ。詰将棋は必ず解けるパズルだ。