図巧8番 17

12日目(12月18日)Part 2

全部詰んだ気になっているが、これだけ変化があるので何箇所か読み抜けていると予想。

1.4手目33同桂、34銀、42玉、92飛成、82歩、43金、41玉、52桂成、同馬、81竜、71歩、53金、45歩(図36)の変化

図36

自分:45同香、同桂、42歩、同馬、71竜、51金銀合、42金、同玉、53角以下が読み筋
解答:52金~43銀成~44と、52玉、43角、41玉、71竜以下

自分の筋でも詰むことを確認した。

2.14手目42玉、43と、51玉、52と、同玉、92飛成、62金(図37)の変化

図37

自分:43香成、63玉、75桂が読み筋
解答:85角、74香(74打合は43角成~75桂!これは見えなかった)、43角成~83竜、73金(打合は74角)、74角~54金~63香

自分の筋の方が簡明。

それ以外は解答通り。ということは今回は読み抜けはなし。

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総括

4手目の変化が異常に難しかった。92飛成のタイミングが中途半端に感じて意味が分かりづらい。82金合を切ってバラす筋が相当やりにくいし見えにくい。

作意を見つけたのが5日目で今日が12日目。5日目までで既に4手目の変化はかなり読んでおり、変化の質量(特に度重なる合駒読み)がとてつもなく広かった。最初の「2~3週間あれば終わる」という公約じみたものが守れてほっとしている。

作意は、端的には遠角のための遠角がテーマ。現代でも作例は少ないのでは?
2度目の遠角のラインが直前まで空いていないところが、構想をカモフラージュしていて素晴らしい。

これで自分は「無双・図巧を全部解いた人」の仲間入りを果たした訳だが・・・。周囲の期待に反し、自分は指将棋は弱い。上達意欲も他の人に比べて薄いようだ。

少なくとも今の自分は、詰将棋を解いている方が楽しい。勝った負けたで精神を疲弊するのがバカバカしい、というのは枯れた考えだろうか。趣味は楽しむためにあるもの。貴重な時間をストレートに楽しいことにぶつけようと思う。

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