図巧8番 2

1日目(12月7日)Part 2

再掲図1(問題図)

ついさっき「地獄変」を解いたばかりだが、気が高ぶってすぐに取りかかる。

寝る前のベッド。いつものように、駒を高い順に、一枚ずつ声に出して覚える。
42玉、88竜、99飛、・・・32歩、22歩、14歩、35と。

盤面20枚を思い浮かべる。
高い順に2,3度暗唱。
次に1筋から9筋の順に暗唱。
金香の売り切れを確認。
線駒と桂の利きを確認。
駒の当たりを確認。
以上を頭の中で行い、盤面を頭に刻み込む。

布団に入り、電気を消す。
暗い天井が黒地のスクリーンとなり、今覚えた盤面が白抜きで映し出される。寝付くまでの解図の時間が始まる。

いよいよ読み始める。41手詰であることを既に知っている。手数は大きなヒントだ。

初手33金は同桂、43歩、41玉で玉が深い。代えて初手43歩、同玉に34金打は42玉、33金右、同桂でやはり41に逃げる形ができる。41玉の形を避けるのがよさそうだ。また、32桂成の空き王手は52に逃げられると広い。

しばらくして43歩、同玉、33金の筋が見える。同玉は32桂成以下。同馬は52銀~43金からバラして34角で詰み。よって4手目は33同歩か33同桂。どちらでも52銀、同馬、32桂成とすると成桂をすぐに取れず、合駒をもらえる形になりそうだ。

まず33同歩を掘り下げる。

図1から、43歩、同玉、33金、同歩、52銀、同馬、32桂成、44合、同金、同角(32玉は33金)、同と、32玉で図2。44合は歩で仮置き。

図2(4手目33同歩の変化)

図2から、打ちにくいが43金。以下22玉(43同馬は同と、22玉、23歩)、23歩~22角・・・33と~23歩で詰み。44でもらった1歩が利いている。

従って8手目は44桂合。つまり図2で持駒が角金桂となる状態。同様に43金、同馬(22玉は34桂~33角)、同と、22玉で図3。

図3

眠くなってきた。細かい変化を気にせず、雑に読んでみる。
図3から、34桂、同歩、44角、33桂打、同角成、同桂、同と、同玉、51角、22玉、29飛、28歩、同飛、同竜、23歩、11玉、33角成、22歩、同歩成、同金、23桂打、21玉、31桂成、同玉、42香成、21玉(図4)は足りないか。

図4

以下43馬としても11玉、23桂打、同金、同桂生、同竜、21金、同竜、同馬、同玉、31飛、22玉、32飛成、11玉で切れ。

図3以降に変化する場所はいくつかありそうだ。その辺りを明日読もう。

つづく

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