「新扇詰」3

2日目(12月20日)

再掲図6

図6。香の使い道を探す。
37香は46玉、26竜、57玉で打歩。では38香は?同となら両王手ターンの38竜でと金をはがせる。しかし38香のときに46玉でやはり打歩が避けられない。

しばらくして25竜~26竜で捨合をもらう筋を発見。36捨合、同竜、57玉、58歩、同玉、38竜と進む。このやりとりで持駒の歩が桂か香になった。

まとめると、
・36合入手と58消費による持駒変換
・入手は桂香、消費は香歩
・歩は必ず桂か香に変換できる
・捨合は玉方に選択権
というメカニズムである。

図6の香歩歩から始め、玉方が桂より香を優先的に渡す方針をとると仮定して持駒増減の様子を見てみよう。

4周目・・・+香、-歩→香香歩
5周目・・・+香、-歩→香香香
6周目・・・+桂、-香→桂香香
まではすぐ進む。(図7)

図7

このあと同様に進めると香入手香消費で連千になることに注意。

すると、得た桂の使い方は?玉のルートを一通り眺めるに、復路46玉に対する38桂になりそうだ。つまり図7から25竜、46玉、38桂。取る一手なのでと金が一枚はがせる。38桂には将来的に28の逃げ道を作って同と寄のほうが優りそうだ。

図7以下、7周目の復路を改めて記すと、25竜、46玉、38桂、同と寄、26竜、36桂合(仮)、同竜~58香~38竜となって持駒桂香歩。

7周目・・・+桂歩、-桂香→桂香歩

8周目は平凡に進める。

8周目・・・+香、-歩→桂香香

となって図8に至るが、ここで手が止まってしまったのだ。

図8

つづく

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