3日目(12月21日)Part 1
変化の余地を感じずにトントン拍子で図8まで来たが、この局面が思いの外詰まない。
(1) 25竜、46玉、26竜としてしまうと36香、同竜、57玉、58香まで変化できず連千。
(2) 25竜、46玉、38桂は37玉で逃れ(28地点を空けた効果)。
(3) よって38香しかなさそうだが、同ととは取ってくれない。36香合、25竜、46玉、36竜、57玉(図9)と誘導される。(38香に46玉、26竜、36香合、同竜、57玉でも同じ)
58香、同玉が必然で、
①46竜は47歩、同角、49玉、67角、58歩、同角左、48玉で逃れ
②37竜、49玉(47合は48竜)、67角、58歩、同角左、同香成、同角、同玉、69金、同玉、67竜、68歩で逃れ
③66竜、49玉、69竜、38玉も逃れ
色々開き王手があるのだがどれもスレスレで逃れているように見える。図8が既に逃れているということなのか?昨日からここまででかなり時間を費やした。
図8に未練を残しつつ、遡って変化の余地を探る。図7はどうだろうか。
ここから25竜、46玉、38桂、同と寄と進行したのが図8。よく考えると図7での38香も読む価値がある。しかし図9同様に進められ逃れているようだ。
その時ようやく見えた。
図7から25竜、46玉、38桂、同と寄、36竜、57玉、58香、同玉のときに46竜(図10)があった!今までずっと38竜コースであり、そもそもと金をはがすつもりで38桂と打っているため、38竜以外の手に気付かなかった。
47合、同角、49玉(59玉は69金~58角)に58角でピッタリ。38が埋まっているのが効いている。
図7から25竜、46玉、38桂には同と引となることがわかった。そこから進めると図8の代わりに39とが28に移動した図が得られる。その局面は25竜、46玉、38桂が利くのでと金はがしが続きそうだ。道が開けた。